研究開発

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研究開発にかける想い

■迅速性
業界一の開発スピードを誇るVMDPは毎年12製品以上の申請と発売を目標とし、複数の製品開発を同時に進めています。剤形ごとにチームを分け、試作、分析、評価をスムーズに行えるようなシステムを確立しています。獣医師である代表自らが開発方針を決定することで臨床的な感性を取り入れるのみならず、開発〜販売までのスピードも重視しています。製剤化のプロフェッショナルへの相談や、大学と共同研究を行いながら、承認申請に対する課題や生産化の壁に対して、楽しむ心をもって研究開発に従事しています。
■利便性(付加価値)
「良薬口に苦し」ということわざがありますが、動物は苦いものを本能的に嫌い、吐き出してしまいます。VMDPは動物が「苦くない」「美味しい」と感じる味を追求し、嗜好性素材を特殊な組み合わせで配合することで美味しい製剤を開発しています。また、剤形にもこだわり、指で押すだけで簡単に二分割できる「ブリッジパラタブル」技術や、飲みやすいシロップ剤、体重に応じた薬用量を含有する規格及び使い切りやすい量に考慮した入数のラインナップなどを揃えることで、どの動物にも使いやすい製剤となるよう工夫しています。医療用医薬品と比べ動物用医薬品は割高ですが、その分利便性を高め、獣医師や飼い主に選ばれる製品を追求しています。
■復活と安定供給
動物用医薬品が終売してしまう理由は「原料調達が困難になった」「使う人がいなくなり需要がなくなった」「メーカー都合により生産できなくなった」など様々です。また、海外から輸入している製剤は、国内事情を配慮せずに突如終売されることもあります。VMDPはペット及び畜産業界でオンリーワンの承認製品を複数有しており、Made in Japanにこだわることで、獣医療業界になくてはならない製品の復活や安定供給に尽力しています。
■シリーズ展開
消化器薬「バスターシリーズ」、抗菌薬「クリアシリーズ」、循環器薬「ハートシリーズ」、寄生虫駆除薬「ガードシリーズ」、サプリメント「アクトシリーズ」など、開発対象を点ではなく面として捉え、複数の医薬品を同時に開発するとともにシリーズ展開しています。さらにVMDPは研究開発対象とする疾患分野を1つに絞ることなく、バラエティ豊かに取り揃えています。
各疾病への治療アプローチに複数の医薬品が選択できることで、複合的により早く、より効果的に対処できるよう、臨床現場に寄り添った製品開発の提案を考えています。

動物用医薬品ができるまで

動物用医薬品ができるまで

VMDPの考える研究開発

グラフ

医薬品を安全に安心して使用していただくために、製品の試験項目の設定や安定性の確認などの品質を担保するための試験、動物の安全性や有効性を確認する試験は欠かせません。医薬品だけでなくサプリメントにおいても、安定性を始めとする医薬品と同様の品質の担保をしています
これらを正確にかつ迅速に試験できるよう、オペレーターの技術向上を推進するとともに、常に計画的な機器類の更新をおこない、最新の分析機器を揃えています。

また、VMDPグループではグループの臨床研究施設のほか、国内の多くの獣医科大学や動物病院と連携し、臨床現場で嗜好性試験をおこなったり、サプリメントの臨床研究をおこなう等、臨床から得た様々な学術情報を獣医師の先生方にタイムリーに提供しています。

このような研究開発や共同研究は毎年上市する10以上の製品を中心におこなっており、これらの試験や研究の費用は売上の約5%を占めています(2023年の研究開発費用;2億)。VMDP-Gは、今後も継続的に売上に応じた一定の研究開発費を、新たな製品開発につなげます。

分析機器

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ガスクロマトグラフィー 高速液体クロマトグラフィー 電位差滴定 溶出試験機

共同研究実績

動物用医薬品開発を共同で行っていただける獣医科、薬科、化学系、生物系の大学様や臨床試験にご協力頂ける動物病院様を募集しています。ご興味のある方は下記フォームよりお気軽にご連絡ください。

分野 大学 研究概要
循環器

麻布大学獣医学科

犬の循環器疾患に対する心臓保護薬の研究

鹿児島大学共同獣医学部獣医学科

犬の内分泌疾患に対するハートアクトの臨床試験

北里大学獣医学部獣医学科

犬猫におけるハートアクトの安全性試験
犬猫の血液凝固能に対するハートアクトの研究

岐阜大学共同獣医学科

犬の血栓症に対するハートアクトの臨床試験

東京農工大学動物医療センター

犬の僧帽弁不全症に対するピモベハート錠の臨床試験
猫の心筋症に対するピモベハート錠の臨床試験

(株)日本どうぶつ先進医療研究所

犬慢性心不全手術後のハートアクトの臨床試験

北海道大学獣医学部獣医学科

犬の僧帽弁不全症に対するピモベハート錠の臨床試験

酪農学園大学獣医学科

 

呼吸器

麻布大学獣医学科

犬の咳モデルに対するダンプロンの有効性の研究

鹿児島大学共同獣医学部獣医学科

僧帽弁閉鎖不全症犬の気管虚脱に対するダンプロンの臨床試験

日本獣医生命科学大学獣医学科

猫の呼吸器感染症に対するダンプロンの臨床試験

山口大学共同獣医学部獣医学科

犬のネブライザーにおけるダンプロンの臨床研究

泌尿器

北里大学獣医学科

猫におけるウロアクトの安全性試験
猫の尿PH及び利尿に対するウロアクトによる臨床試験
猫に尿管結石に対するのウロアクトの臨床試験

日本全薬工業(株)中央研究所

犬におけるウロアクトの安全性試験

整形・神経

大阪府立大学獣医学部獣医学科

犬の脳梗塞に対するハートアクトの臨床試験

北里大学獣医学部獣医学科

犬の椎間板ヘルニアに対するニューロアクトの臨床試験

岐阜大学共同獣医学科

変性性脊髄症に対するニューロアクトの臨床試験(進行抑制評価)

岐阜大学共同獣医学科

犬の脳梗塞に対するハートアクトの臨床試験

消化器

麻布大学獣医学科

犬猫の嘔吐に対するボミットバスターの研究

大阪府立大学生命環境科学研究科

 

北里大学獣医学部獣医学科

 

岐阜大学共同獣医学科

 

東京大学農学生命科学研究科

 

東京農工大学動物医療センター

犬の肝疾患に対するヘパアクトSリバインの臨床効果
犬の肝疾患に対するヘパヒカ注の有効性の研究
犬猫におけるマロピタント製剤の有効性検討

鳥取大学獣医学科

 

日本全薬工業(株)中央研究所

猫におけるヘパアクトの安全性確認試験
犬におけるヘパアクトの安全性確認試験

日本大学獣医学科

ヘパアクトによる肝機能障害への影響

宮崎大学獣医学科

 

酪農学園大学獣医学類

犬の下痢症に対するディアバスター注の臨床試験
犬猫の嘔吐に対するマロピタント製剤の臨床試験

山口大学共同獣医学科

犬の肝疾患に対するヘパヒカ注の有効性の研究

腫瘍

麻布大学獣医学科

 

大阪府立大学生命環境科学研究科

 

北里大学獣医学部獣医学科

犬猫の腫瘍疾患に対するセンダンαプラスの臨床試験

岐阜大学共同獣医学科

犬猫の腫瘍疾患に対するセンダンαプラスの臨床試験

東京農工大学附属動物医療センター

 

日本獣医生命科学大学獣医学科

 

歯科

鹿児島大学共同獣医学部獣医学科

犬猫の歯周病に対するデンタルバイオの臨床試験

北里大学獣医学部獣医学科

 

皮膚

北里大学獣医学部獣医学科

犬のアカラス症に対するダーマクトの臨床検討

(株)どうぶつの皮膚科

犬のアトピー性皮膚炎に対するシクロキャップの臨床試験

眼科

岡山理科大学獣医学部獣医学科

犬の白内障に対するアイアクトの研究

北里大学獣医学部獣医学科

犬の緑内障に対するアイアクトの研究
マウスのブドウ膜炎モデルにアイアクトの研究

内分泌

日本獣医生命科学大学獣医学科

糖尿病犬に対するインスラクトの臨床試験

感染症

北里大学獣医学部獣医学科

犬の子宮蓄膿症に対する複合抗菌剤の臨床試験

お問い合わせ

共同研究にご興味のある方は、フォームよりご連絡ください。担当者よりご連絡差し上げます。

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(大学名、研究室名など)
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※連絡はメールで差し上げますので、連絡のとれるアドレスをご記入下さい。

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